東南アジアの雨季の時期って実は違うんです。
東南アジアの雨季の時期って違うんですよね。
皆さんはご存知でしょうか。
先月一杯までタイのチョンブリというエリアで過ごし、
11月からマレーシアに戻って来ています。
タイからマレーシアに戻って来てみて、
最初に違和感を感じたのが気候です。
というのも、主なタイの地域では6月から10月が雨季とされており、
11月から3月が乾季、4月及び5月が暑季とされております。
私がタイに滞在していた時も6月に入る入らないぐらいの時期からスコールが1日一回、
もしくは夜中にもう一回で1日1回から2回降るような時期が続きました。
特に9月、10月は雨量も多く1日2回は必ずスコールが来て、
その雨が降る時間も長かったように感じます。
実際、以下から確認してもらうとわかりますが、
タイの9月、10月の雨量は年間を通して最も雨量が多い時期となっているんです。
こういった現象が生じる理由として挙げられるのが、
皆さんもご存じの通り、モンスーン(季節風)によるためです。
モンスーンには二つの大きな風向きがあります。
-4月から10月頃にかけて南西から吹くモンスーン-
南西モンスーンはタイやミャンマー、ベトナム、そしてカンボジアの地域に雨をもたらします。
-10月から3月頃にかけて北東から吹くモンスーン-
北東モンスーンはマレーシア(マレー島東側、ボルネオ島)、インドネシアやシンガポールそしてフィリピンに雨を多くもたらします。
モンスーンは海を通って湿った空気を内陸にもたらすため、ASEAN諸国のように一見密集しているように見えても、
こうしたモンスーンの吹く方向によって各地の雨期や雨量が変わってくるんですね。
でも、本当に東南アジアにおいて、雨は本当に恵みの雨なんです。
雨と言っても日本のように一日中降るわけではないし、
雨が降れば気温も下がるし、日本での雨とは若干イメージが異なるんです。
ただ、雨の後に猛烈に晴れることがあると、
蒸し風呂の中にいるような感じになるんです。
まぁそれはご愛嬌というところでしょうか。
一度皆さんにも雨期の東南アジアを体験してもらえると、
また、東南アジアの知らない一面が見れて楽しんでもらえると思います。
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